牛久市医師会の設立を祝う
社会医療法人 若竹会
つくばセントラル病院
理事長・名誉院長 竹島 徹

牛久市医師会の設立、まことにおめでとうございます。
牛久市医師会が他職種を巻き込んで地域連携の中心となり地域医療に貢献されますことを心より祈っております。
ところで、つくばセントラル病院がこの牛久市柏田の地に開設されたのが1988年12月、病院の開設計画が決定して事業開始したのが86年12月です。
87年度に厚生省から「89年以降の病床過剰地域における新規病床は認めない」という病床規制政策が発表されました。
従ってわが病院の開設計画は規制のかかる2年前のことでした。いわゆる駆け込みとは時期が違います。
わが病院の開設後2-3年の間、駆け込み病院建設・増床ラッシュが起こりました。当時の県南地域で複数以上の急性期病院が新規開設され、全国有数の病院過当競争地域と医療雑誌に書かれたものでした。
今は亡き私の師匠筑波大学消化器外科教授岩崎洋治先生に岩崎語録というのがあり、「決心をして物事は始めることが半分成功したことで、やめないことが成功することである」とあります。
わが人生において忘れることができない名言です。
誰に勧められたのでもなく、自分自身が一人立つ決意をして開設したこの病院も始めの決意なしには存在しなかったはず、ここは杉・ヒノキの雑木林だったのだから、という感慨が残ります。
開設後数年間の赤字続きを脱することが出来たのも、戦っているのは私一人ではない、力を合わせる職員皆のお陰と悟るようになってからです。
88年当時の牛久市人口は5.7万人でした。2019年8月1日現在の人口が84955人ですから、人口は31年前のわが病院開設時の1.5倍です。
首都圏地域に位置する牛久市人口の発展のお陰で存続することができたとも考えています。
ところで牛久市はいよいよ人口減と高齢者増加社会の到来です。
とくに後期高齢者は医療依存度・介護依存度が高いので注目されます。
牛久市の75才以上人口について2015年を100とした場合、最高値は2030年に200となり、その後徐々に減衰します。
県内にあってこのピークの時期と増加率は特筆すべきで、後期高齢者増加の首都圏パターンに酷似しています。
これに備える心構えが必要で様々の構想が進んでいます。
つくばセントラル病院は2018年9月、地域医療支援病院に認定されました。
身近なかかりつけ医との連携を深め、患者の相互紹介や、医療機器の共同利用、救急医療などの役割を果たす拠点病院です。
患者の囲い込みを禁じ、紹介を受けた場合は返していくという原則です。
医療は地域市民第一に考えて、他職種の連携を必要としていると思います。
牛久市医師会が他職種を巻き込んで地域連携の中心となり地域医療に貢献されますことを心より祈っております。
ところで、つくばセントラル病院がこの牛久市柏田の地に開設されたのが1988年12月、病院の開設計画が決定して事業開始したのが86年12月です。
87年度に厚生省から「89年以降の病床過剰地域における新規病床は認めない」という病床規制政策が発表されました。
従ってわが病院の開設計画は規制のかかる2年前のことでした。いわゆる駆け込みとは時期が違います。
わが病院の開設後2-3年の間、駆け込み病院建設・増床ラッシュが起こりました。当時の県南地域で複数以上の急性期病院が新規開設され、全国有数の病院過当競争地域と医療雑誌に書かれたものでした。
今は亡き私の師匠筑波大学消化器外科教授岩崎洋治先生に岩崎語録というのがあり、「決心をして物事は始めることが半分成功したことで、やめないことが成功することである」とあります。
わが人生において忘れることができない名言です。
誰に勧められたのでもなく、自分自身が一人立つ決意をして開設したこの病院も始めの決意なしには存在しなかったはず、ここは杉・ヒノキの雑木林だったのだから、という感慨が残ります。
開設後数年間の赤字続きを脱することが出来たのも、戦っているのは私一人ではない、力を合わせる職員皆のお陰と悟るようになってからです。
88年当時の牛久市人口は5.7万人でした。2019年8月1日現在の人口が84955人ですから、人口は31年前のわが病院開設時の1.5倍です。
首都圏地域に位置する牛久市人口の発展のお陰で存続することができたとも考えています。
ところで牛久市はいよいよ人口減と高齢者増加社会の到来です。
とくに後期高齢者は医療依存度・介護依存度が高いので注目されます。
牛久市の75才以上人口について2015年を100とした場合、最高値は2030年に200となり、その後徐々に減衰します。
県内にあってこのピークの時期と増加率は特筆すべきで、後期高齢者増加の首都圏パターンに酷似しています。
これに備える心構えが必要で様々の構想が進んでいます。
つくばセントラル病院は2018年9月、地域医療支援病院に認定されました。
身近なかかりつけ医との連携を深め、患者の相互紹介や、医療機器の共同利用、救急医療などの役割を果たす拠点病院です。
患者の囲い込みを禁じ、紹介を受けた場合は返していくという原則です。
医療は地域市民第一に考えて、他職種の連携を必要としていると思います。