ご挨拶

医療法人社団 常仁会

牛久愛和総合病院

院長 瀬下 明良

私は4月より牛久愛和総合病院に赴任し、同月に牛久市医師会に入会させていただきました。

牛久市医師会は、より地域に密着した医療を提供するために、昨年の10月に竜ケ崎市・牛久市医師会より独立したと聞いております。現在の超高齢社会の中で地域医療には様々なことが求められ、病診連携はもとより、行政を含めたすべての医療・福祉関係者との強い連携を築き、コンパクト且つ、よりスムーズな対応のできる医師会がふさわしいと感じております。

私は、昭和54年に信州大学卒業後、東京女子医科大学一般外科で小児、乳腺内分泌、肺、救急と総合外科的な研修を受け、卒後10年より消化器外科に専念し、平成30年からは新宿の東京医科大学消化器・小児外科で上部消化管を担当してきました。
癌の拡大手術から、腹腔鏡下手術をはじめとした低侵襲治療、機能温存手術へ変遷する時代を過ごしました。また術後の栄養障害、癌の再発も在宅で治療する機会が増えたこともあり、病院と在宅医療の連携部門を長年担当いたしました。この期間に多職種が協働することの重要性、さらには患者さんも一緒に積極的に治療に取り組むことが、より良い結果につながると実感しました。

最近重視される十分なインフォームドコンセント、また入院前に行う入院から退院までの治療や入院生活の説明及びクリニカルパスなどは、同じ発想から導入され、今は新型コロナウイルス感染症の収束に向けて、医療だけでなく政治、経済、国民が情報を共有し一体となった対応が必要と考えております。

当院の理念は、救急医療、予防医療、高齢者医療を三本柱として地域に貢献していくことです。
医師会の先生方に助けていただきながら、少しでも寄与できるように努力して参りますので、よろしくお願い申し上げます。